の旅エッセイ


四国八十八ヶ所の旅NO.2
4番大日寺

http://www5.airnet.ne.jp/hiromi/4henrobus/1tokushima/toku04.htm

朱塗りの山門があったように思うがあまり覚えていない。

3番金泉寺

http://shikoku-net.co.jp/88/8803.htm

泉が湧き出ていた寺と説明があった。弁慶が力だめしに使ったという大きな石があった。

1番霊山寺

日もようやく暮れがかった頃、バスは霊山寺に着いた。
四国八十八ヶ所の巡拝の第1番目の寺にふさわしいたたずまいを見せていた。
見るからにずっしりと重みのある寺である。
巡拝用品やお札など数多く並べられている。
 参拝している間に日は暮れてあたりは、大分、暗くなってきた。
ゆっくりしたかったが、かけあし参拝で次の寺に向かった。

2番極楽寺

霊山寺を出た時はもうすっかり夜に入っていた。
今夜の宿泊所は極楽寺の宿坊である。
10分位で極楽寺に着いた。
思ったより感じのいい寺である。
広い庭にこぎれいな植込みがあり落ち着いたふんいきを感じた。
札を納めて宿坊に入る。
大きなコンクリート建築である。
昔の宿坊と言えば古く線香のにおいの沁み込んだ暗い感じを受けたが、最近はどうしてどうしてホテル並みに変わっているようだ。
部屋は大広間で三十畳位は十分にある。
ふすまで中を仕切ったところがあった。
いびきで他人に余り迷惑をかけないように
何時ものように隅を確保した。
風呂に入り、食堂に行くとそこには床に仏像が安置されており
食事の前に般若心経を唱えた。
精進料理と思っていたが、刺し身等魚肉を使ってあり
酒も自費でいくらでも買えた。
酒の酔いと昼間の疲れで、その夜はぐっすり寝た。
朝は、六時からお勤めがあるので、早起きをしなければと
5時頃、目がさめる。
外の人も私と同じ年輩なのでごそごそ起きだしている。
便所が混み合ってはと早々に用便をすます。
どの旅行に行っても旅館に泊まる先ず便所をさがす。
それも和式のものを方々まわってその場所を確認することにしている。
この極楽寺も、その通り満員の時も他の場所に移ることが出来るように準備はできていた。
5時半頃には皆起きてきて、ゴソゴソとお勤めの仕度を始めている。
その中に6時近くなったので大師堂に行く間もなく、勤行が始まる。
どの宿坊に行っても朝の勤行はある。
これがなかったら、ゆっくりと寝ることができるのにと
思った事もあるが、今度からは八十八ヶ所で亡くなった父母、妹の霊をとむらう為の旅であるから
朝の勤行はしなくてはならないと心に定めた。
今日は昨日と変わって良い天気である。
朝食をとり、庭を見る。
白砂を敷いた庭に南国調の植込みがあり、少々南中国を思わせられる。
バスに乗り、次の寺に向かう。
若い住職と奥さんがいつまでも手を振って見送ってくれていた。



次回に続く


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